
vol.220
THIS WEEKEND CINEMA
『理想の女』
秋にはエレガンス薫る文芸ドラマはいかが。
秋にはこんな映画が見たくなりませんか? 文豪オスカー・ワイルドの名戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」が、スカーレット・ヨハンソンとヘレン・ハントという魅惑の女優対決で映画化。本作では舞台を1930年代のイタリア社交界に移し、正反対の恋愛感を抱く女性2人が繰り広げる愛の物語を、華麗に描いたストーリーだ。監督はリース・ウィザースプーン主演の『完全犯罪』で評価を得たマイク・バーカー。純粋なまでに夫を愛し信じようとするメグ・ウィンダミア夫人には、『ロスト・イン・トランスレーション』で注目され、次々と話題作に出演する若きトップ女優、スカーレット・ヨハンソン。メグと対照的に、気ままな恋を繰り返すミセス・アーリンには『恋愛小説家』のオスカー女優、ヘレン・ハント。その他、トム・ウィルキンソンやスティーヴン・キャンベル=モアなど、イギリス出身の舞台俳優が脇を固め、文芸作品ならではの知的さを引き立てている。
物語は対照的な2人の女性の恋愛観を描くだけには終わらず、メグ出生の謎や、メグと夫ロバートの夫婦の危機、アーリンの本心の秘密などがドラマティックに織り込まれ、大円団を迎えるラストまで、観客をすっかり引き込んでしまうだろう。
2人の女優が見せる演技対決はもちろん、1900年代初頭のクラシックで洗練された彼女たちのファッションやメイク、物語の重要な存在となる扇子など装飾品の華麗さも、目の保養になるはず。文芸ドラマとしての確かな見応えと時代モノの華麗さを堪能できる一本だ。
| ◆story…南イタリアのバカンス地を訪れた、メグ・ウィンダミアと夫ロバートは、魅惑的なアメリカ人女性アーリンと出会う。ところがロバートは奔放な恋愛遍歴を重ねてきたアーリンと密会を重ねるようになってしまう…。
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| 監督:マイク・バーカー 出演:スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント他 ギャガ・コミュニケーションズGシネマグループ配給/1時間33分/シネスイッチ銀座にて9月10日よりロードショー公開
http://www.gaga.ne.jp/goodwoman/
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