

vol.227
浜田省吾LIVE
29曲、感動の3時間30分!
「たまには叫んでみよう!
何も変わらなくても、気分がよくなる。それがロックだよ!」
10月15日、国立代々木競技場・第一体育館。1万1000人の観客の思いを詰め込んだ会場は、すごい熱気に包まれていた。前回のツアーから4年ぶり。待ちに待った浜田省吾のライブは、オープニングの『ある晴れた夏の日の午後』から、1曲1曲が感動的に進んでいく。「今日を最高の夜にしよう! でも、いつも通り長くやります。覚悟して下さい(笑)」と、ステージの浜田は長時間ライブを予告。ニューアルバム『My First Love』からの曲や懐かしい曲を取り交ぜながら、この夜を最高の思い出にするロックンロール・ショーは続いた。「浜田が今いちばん歌いたいと思う曲を選びました」。その歌たちが伝えるものが、ぐいぐい心にしみてくる。特別なことは歌わない。彼はいつも、誰かの中にある言葉にならない思いを、魔法のようにメロディーに乗せて歌う。「いいことも悪いことも、学んだことにして明日に生かしていきましょう!」と、ステージから語りかける浜田。そのポジティブさが観客との大きな共感となり、ステージはさらに盛り上がっていった。「たまには両手を上げて叫んでみよう、ワーヤーッ!」。その声に呼応しながら、1万1000人の手がザザザ〜っと上がる。「叫んだからって何も変わらないけど、気分がよくなる。それがロックってもんだろ!って、4年前にも言ってたよね(笑)」。確かに叫んでも何も変わらないだろう。誰にも平等にいつもと変わらぬ明日が来る。でも、浜田省吾に触れたこの夜だけは爽快な気分だ。50歳を過ぎても、自然体の若いスピリットで“愛と青春と人生”を歌う浜省。愛とか、勇気とか、喜びやせつなさ、そして空しさも落胆も迷いもすべて含めた生きることの光と影が、やさしくオーディエンスの上に降り注いだ感動の3時間30分。アンコール2回を含め、たっぷり聴かせた29曲。やっぱり浜省のライブは最高だった! 12月10、11日のさいたまスーパーアリーナまで、浜田省吾のON THE ROADは続く。