
vol.228
クイーン+ポール・ロジャース
2万5000人をノックアウト
ポール・ロジャースをボーカルに迎えたクイーンが20年ぶりに来日、ジャパンツアーを開始した。初日となった26日のさいたまスーパーアリーナの公演には、年季の入ったファンから近年のクイーンブームで仲間入りしたフレッシュなファンまで2万5000人が集結。『ウィー・ウィル・ロック・ユー』などクイーンの名曲や、ポール・ロジャースが所属するバッドカンパニーやかつてのフリーの曲を堪能した。
ファンが今か今かとステージを凝視するなか、照明が落ちるとなぜかエミネムのラップ。闘争心を高める彼の曲がステージを温めると、「コンバンワー、トーキョー!ゲンキデスカッ!」とポール・ロジャースが登場。「ロックする用意はできてるよね」と、マイクスタンドを体の一部のようにクルクルと回しながら、『リーチング・アウト』、『タイ・ユア・マザー・ダウン』を熱唱。フレディとは違ったマッチョなボーカルが、衰えるどころかさらに成長しているブライアン・メイのギター、ロジャー・テイラーのドラミングと絡み合うと、圧倒的なサウンドでオーディエンスをブルッとさせた。
ブライアン、ロジャーのソロも衝撃的。ブライアンは、「ここにいるべき人がいるんだけど、彼はどうしてもこられなかったんだ。そいつの名前はフレディ・マーキュリー」とトーク。日本語で『手をとりあって』を語りかけるように歌うと、会場は大合唱。ポール・ロジャースも加わり、会場にビューティフルなハーモニーが響いた。
クイーンの代名詞『ボヘミアン・ラプソディ』では、ブライアン、ロジャー、ポールが、スクリーンに映し出されたフレディと共演。観客も自然にその輪に加わり、会場は大きな愛に包まれた。
今回の公演は、1日にナゴヤドーム、3日の福岡公演でファイナルを迎える。