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| 各界から絶賛されている『春の雪』。悲恋を描いたが、「誰を思って死にたいのかということだと思う。愛した人を思って死ぬことは、ある種ハッピーエンドだと思う」と妻夫木。
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vol.228
健さんも、妻夫木、窪塚、豊川、吉川も登場!
第8回東京国際映画祭
記者会見レポート!
22日の六本木ヒルズ。沿道に集まった約7000人の映画ファンは、高倉健の登場に歓喜の声をあげた。極秘にされていたサプライズゲストの健さんは、長年の友であり、主演した中国映画『単騎、千里を走る。』の監督である巨匠・チャン・イーモウの腰に手を回しながら笑顔でレッドカーペットを歩く。“生きる伝説”の登場は、アジアNO.1の映画祭を目指し、今年で18回目を迎えた同映画祭にふさわしい幕開けとなった。
オープニング作品に選ばれた『単騎−』は、余命少ない息子のやり残した仕事のために中国に渡った日本人(高倉)と現地の人々の交流を描いた作品。健さんは「この旅(=撮影)を通じて強く感じたのは、人を想うということ。日本が忘れてしまったとても大きなものだと思います」と感慨深げに語った。
24日には『春の雪』の記者会見に、妻夫木聡、及川光博、高岡蒼佑と行定勲監督が出席。「とても美しい映画。日本だけでなく世界の人に分かってもらえる映像美になっていると思う。時代は違っても愛というのものの深さは変わらないんだなと思いました」と妻夫木が全員の思いを代弁した。香港のメディアからの「竹内結子さんとラブシーン、キスシーンがありましたが、どうでしたか?」という質問には、「直球の質問ですね(笑)」と笑いながらも、「本当に愛しい気持ちでやりました」と笑顔で答えた。
26日には六本木ヒルズアリーナに『大停電の夜に』の出演者たちが集結。児童合唱団の子供たちと人間クリスマスツリーを形成し、賛美歌を聴かせ、ひとあし早いクリスマス気分を観客にプレゼントした。同作は、東京が大停電にみまわれたクリスマスイブの一夜を舞台に、オールスターキャストで描いたさまざまな愛の物語。映画祭のトリを飾るクロージング・ナイト作品に選ばれた。せつなく、ほろ苦い愛のエピソードが交差する大人なラブストーリーだが、大人の出演者たちがそろった記者会見は、笑いが溢れた粋なものになった。役柄に共感する点は? との質問には、「酒飲みだってこと」と豊川悦司が言うと、田口トモロヲは「(妻役の)原田知世さんと(愛人役の)井川遥さんの間で悩むなんて、こんな美女の間で悩んでどうする(笑)」とさらに会場を笑わせた。実際に停電になったら?の質問に「実際にそうなったら、ひとりじゃイヤです」と寺島しのぶが答えるなど、終始なごやかムード。
映画の感想を聞かれると吉川晃司は「闇だからこそ感情の機微が見えるのかなと思った」。そして田口トモロヲが「あらゆる世代の人の感情を描いた作品。ぜひ劇場で見てください」と語った。『春の雪』はすでに29日から公開中。『大停電−』は11月19日、『単騎−』は来年1月28日に公開が予定されている。