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vol.229
(2005.11/07-11/13)
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Showbiz vol.229

すでにアカデミー賞はもらった!?
映画『地下鉄に乗って』製作発表

「これは僕の代表作になる」と大沢

 洋画配給会社として数々の名作を送りだしてきたギャガ・コミュニケ−ションズが、邦画の製作・配給にも乗り出すことになった。その邦画ラインアップの中、すでに大きな話題になっているのが、浅田次郎原作の『地下鉄に乗って』の映画化だ。1995年に吉川英治文学新人賞に輝いた同作は、『鉄道員』『壬生義士伝』などで映画ファンを泣かせてきた浅田文学の原点ともいえる作品。時代を交差しながら分かりあっていく父と息子の姿を軸に、親子愛、男女愛など、慈しみあう人間を描いた作品だ。
 クランクインを前に行われた記者会見には浅田氏も出席。「『鉄道員』と『壬生義士伝』では、その年の日本アカデミー賞をほぼ全部門取らせていただいた。2度あることは3度あると言いますので、またいい作品が撮れるのではないかと思っています」と挨拶すると、同席した堤真一、大沢たかお、常盤貴子、岡本綾の役者陣は、ちょっと下を向きながらニヤニヤ。「まだ撮影も始まってないのに、それは僕に主演男優賞を取れということなんだと思いますけど…無理です(笑)。とにかく頑張ります!」と堤。劇中で過去にさかのぼった堤が出会う父親を演じる大沢は「これは自分の代表作になると思うし、名作になると確信しているので、今からとても楽しみです」と語った。
 地下鉄が重要な要素となる同作では、映画の撮影では初めて東京メトロが全面協力。「できるだけCGには頼りたくない」と言う篠原哲雄監督の手により、またひとつ、人間ドラマの名作が生まれようとしている。「私はこの小説を描いたことで、それまで理解せずに反目していた父親を理解したと思った」これまで日本映画では描かれることの少なかった父と子の絆に、観客が感動の涙を流す日も近い。公開は2006年の秋を予定している。

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