
vol.235
THIS WEEKEND CINEMA
『ニュー・シネマ・パラダイス』
映画を愛する心…それは永遠に変わらない
1989年、カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞し、1990年にはアカデミー賞最優秀外国映画賞を受賞。以後、世界中の映画ファンが愛する名画として、映画史上にさん然と輝く、まさに名作映画の金字塔というべき作品がデジタル処理を得て蘇る! 監督のジュゼッペ・トルナトーレは、なんと当時33歳という若さだった。
日本でも、1989年の初公開時には史上空前の40週間というロングランを果たし、200席のシネスイッチ銀座1館での上映であるにもかかわらず、27万人を動員、興行成績は3億6900万円を記録した。もちろんこの成績はあれから15年たった現在でも、単館興行成績第1位の座を守っている。その後も各国でリバイバル上映や特集上映が組まれては、その度に感動を新たにさせてきた名作中の名作だが、今回は単なるリバイバル上映ではない。本作は、HD(ハイビジョン)テレシネをしたマスターに、さらに入念な映像と音声の補習を加えたデジタルリマスターを使用しており、デジタル未処理のものを見たことのある人なら、その違いは一目瞭然なのだ。例えば、以前のプリントでは白っぽく見えていた空が、本編では鮮やかな青空であることが分かる。これなら登場人物も、風景も、巨匠エンニオ・モリコーネの名曲も、映画全体がより生き生きと輝いて見えるはず。
ちなみに、あの少年トトを演じた名子役サルヴァトーレ・カシオは現在、シチリアで普通に暮らしているんだとか。
一生のうち必ず見ておきたいこの名作を、新鮮な姿で鑑賞しよう!
| ◆story…1980年代のローマ。成功した映画監督サルヴァトーレは故郷から1本の電話を受ける。それは、彼が幼いころによく過ごした映画館の技師アルフレードの死の知らせだった。サルヴァトーレの脳裏にかつての思い出が鮮やかに蘇る。
|
| 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 出演:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン他 UIP配給/2時間3分/12月23日よりシネスイッチ銀座にてロードショー公開 http://www.n-c-p.jp/
|