講師を務める大西泰斗は「暗記するのではなく、身体で感じる英語」が大切だという。ある回のレッスンでは、willとbe going to についての違いが取り上げられた。これまで私たちが習ってきた英文法では「willイコールbe going to 」だったはず…。生徒役で登場している脚本家の鴻上尚史も戸惑い気味だ。そんな中、大西が提示するのはwillのイメージとbe going to のイメージ。しかも全身を使って表現している。
「今までの文法の勉強の仕方というのは、最終的には日本語訳とか規則を覚えるというところまでだった。僕らのここら辺(胸のあたりをさして)にある感覚とは全く切り離されたところに英語があるんですよね。だから英語を話している時って身体が動かないでしょ。たとえば“The shit will hit the fan.”という言葉は“えらいことになるぞ”という意味なんだけど、これをただ暗記しても、それじゃちっとも定着しないわけ。でも、よく考えてみるとこの文は“うんちがくるくる回るファンにむかって飛んでいく”になる。それは、たしかにとんでもないことになりますよね(笑)。英会話が苦手なのは、英語を身体から出すんじゃなくて、勉強する対象として眺めているからという気がするんだよね。それじゃたぶん何にもならない、だって英語の一番の豊かなところって僕たちと違った体感覚を持っているところだから。いい学校やいい会社に入るために英語を勉強するのはいいさ、だけど、英語を勉強するというのはそれだけじゃないんだ。許容量をふやすというのもあるし、人間性を鍛えていくという陶冶(とうや)の意味もあると思う」