
vol.246
イラク戦争直前のよう
[国連 ロイター]ロシアのラブロフ外相は8日、国連のアナン事務総長と会談後、記者団に対し、国連安全保障理事会による制裁発動も軍事行動も、イランの核問題解決にはつながらないとの見解を示した。
ラブロフ外相は「軍事行動による、今回の危機の解決はあり得ないと確信している」としたうえで、英独当局者もこの意見に賛同していると述べた。さらに「近年の歴史を見ても、危機の解決手段として制裁で目的が達成されたことはないと思う」と指摘した。
安保理が国際原子力機関(IAEA)理事会からのイランに関する報告書を受理した後、制裁発動の可能性を高めるべきかと尋ねられ、ラブロフ外相は、2003年の米国主導によるイラク戦争開始前の大量破壊兵器保有をめぐる安保理協議の状況に似ていると指摘。「まるでデジャヴのようだ。イラクについて同様の質問に受け答えした。自己成就的予言にならないようにしなてくはらならない」と述べた。