
vol.246
都議会が五輪招致決議 福岡市と一騎打ち確定的
東京都議会は8日の本会議で、石原慎太郎都知事が招致を目指す2016年夏季五輪の東京招致決議案を賛成多数で可決した。東京都は4月末までに立候補意思表明書と今回の招致決議書を日本オリンピック委員会(JOC)に提示し、6月までに競技会場や施設の詳細をまとめた五輪開催概要計画書を提出する。福岡市との一騎打ちが確定的となり、国内候補地は8月末に投票で決まる。
決議案は「世界平和を希求する強い意志をアピールするとともに、環境にやさしく豊かで安全な成熟した都市・東京を実現する契機になる」とする内容で、再び東京で五輪を開催する意義を強調。
自民、公明両党が決議案を提案し、民主党も一部議員を除いて賛成に回った。1964(昭和39)年の東京五輪では都議会は全会一致で招致を決議したが、共産党などは「五輪招致は巨大開発の口実で、環境破壊とセット」として反対した。
五輪招致に向けて、都は主要施設の8割を都心の半径10キロメートル以内に集中させる「世界一コンパクトな大会」を念頭に計画を進めている。
石原知事は全会一致とならなかったことについて「当然予測できたこと。今日は招致するかしないかという問題だから。いろんな議論を重ねることで反対した人も含めて『それならやろう』となればいい」と話した。