
vol.247
全人代閉幕−靖国参拝改めて批判
北京で5日から開かれていた中国の第10期全国人民代表大会(全人代=国会)第4回会議は14日閉幕した。閉幕後に記者会見した温家宝首相は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について、「靖国問題の解決なくして両国関係の順調な発展は極めて困難だ」と述べ、同問題が日中関係改善の障害であると指摘する一方、日中関係発展のため1)政府間戦略対話を継続し、日中関係の障害を取り除く、2)民間交流を強化し、相互の理解と信頼を増進する、3)両国の経済貿易関係を安定、発展させ、双方が利益を得られる協力を拡大する――の3点を提案し、「首脳以外」で関係強化を図る姿勢を強調した。
温首相は、日中関係悪化の原因は「中国にも日本国民にもなく、日本の指導者にある」と述べた。実質的な小泉首相への非難だが、名指しを避けたのは次の指導者を牽制するとともに、対中感情が悪化する日本国民に配慮する姿勢も示したもの。