
vol.249
二転三転の人工呼吸器取り外し問題
富山県の射水(いみず)市民病院で、人工呼吸器を取り外された患者7人が死亡した問題で、発覚のきっかけとなった男性患者=当時(78)=の遺族が3月28日、以前の説明を全面的に訂正し、人工呼吸器の取り外しに同意していたことを明らかにした。遺族はこれまで、「相談もなく、同意もしていなかった」と話し、カルテに「(家族が)同意した」と記した外科部長(50)との食い違いが指摘されていた。遺族はこの日、自宅の玄関前に「父が倒れて病院に搬送され数日後、呼吸器の取り外しの話が出ました。私たち家族は同意しました」と記載した張り紙を掲示した。遺族は外科部長から人工呼吸器の取り外しの説明があった後、麻野井英次院長(56)から取り外しは認められないといわれ、治療方針を病院に一任した、としている。 これまで遺族は「人工呼吸器を外すことに同意した覚えも、説明を受けたこともない」と主張。これに対し、外科部長は家族の同意を得たとの内容をカルテに記していた。
一方29日には、外科部長が報道陣の取材に初めて答え、6人については「家族が同意し、呼吸器を外す際も立ち会った」ことを明らかにしたが、残る1人は「(部下である)他の外科医がやったことで、記憶にない」と関与を否定した。