
vol.252
新生ジャパン圧勝も「最低の試合だ」
16日、秩父宮ラグビー場でラグビーW杯アジア地区予選第1戦が行われ、日本がアラビアンガルフを82−9で下し、勝ち点3とした。日本はWTB大畑、初キャップの早大CTB今村らで4トライを挙げ、前半27−9。後半も攻撃の手を緩めず、9トライを加えた。
エリサルド体制での実質的スタートとなる一戦は、圧勝に終わった。しかし「日本ラグビー史上、最低の試合。気持ちがまったく入っていない。二流、三流の映画みたいだ」と、エリサルドヘッドコーチは、怒りを隠さなかった。FWのボール争奪戦で後手に回ると、凡ミスもあり、ゲームの主導権を握ることができない。明らかに格下のチームに、前半12分までリードを許した。後半は、ほぼ一方的に攻め続け地力の差を見せただけに、立ち上がりの悪さが際立った。
先発に国際試合初出場の選手が2人、2試合目の選手が5人。経験の浅い選手が多く硬さがみられた一方で、相手との実力差が大きく気持ちを高めにくい事情もあった。
しかしエリサルドコーチは「技術的なものは戦う気持ちの後についてくる。こういう試合は二度としない」とピシャリ。新生・日本代表は当分の間、目の前の勝利に酔っている余裕などなさそうだ。