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vol.256
(2006.05/22-05/28)
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MOVIE vol.256

INTERVIEW
韓流のトップ俳優チョン・ウソンがヒット作『私の頭の中の消しゴム』を超えるラブストーリーに挑む!

『デイジー』
主演 チョン・ウソン

僕も、自分から愛情を注ぐタイプ…でもいつまでも気づいてもらえないのは疲れちゃうな(笑)。

 昨年のヒット作『私の頭の中の消しゴム』で、日本でも実力と容姿を兼ね備えた俳優として大注目を浴びたチョン・ウソンが、新たな話題作とともに来日! 新作は『インファナル・アフェア』三部作などで、日本でもファンの多い香港映画界の名監督アンドリュー・ラウ。

「今回、ラウ監督と一緒に仕事をしてみて、とても俳優たちを自由に動き回らせてくれる人だと知りました。監督は、あるシーンを撮るために“今からこのシーンを撮るのでここからここまでやってください”という方法をとらず、役者に自由気ままに演じさせておいて、それを監督がじっと観察して、後から映像を作り上げていくというタイプなんですよ。それが、僕にとってはとても良かった。韓国映画の場合では、1カットを撮るために演技を切っていくというやり方が多いんですよ。それが悪い方法とは思いませんが、監督のように、カットをするまでの限定した演技をさせるのではなく、ある意味で俳優をほったらかしにしておくというやり方もいいな、と思いましたね」

 本作は運命の人を待ち続けるヒロインと、陰から彼女を見守る孤独な殺し屋、その殺し屋を追う刑事という3人の男女の、翻弄される愛の行方を、ハードボイルド感たっぷりに描く。ウソンが演じるのが、孤高の殺し屋・パクウィだ。彼はある偶然の出会いをきっかけに、チョン・ジヒョン演じるヒロイン・ヘヨンを陰から見守り続ける、悲しき男。

「僕自身の“愛し方”も、自分から気持ちを注いで自分の愛情をあげる、そういうタイプだと思います。ただ、僕とパクウィの愛には違いがありますね。僕は、相手に愛情を注いだら相手も同じように、しかもあまり遅くならないうちにその愛を返してほしいですよ(笑)。そうすることで僕の愛ももっと大きくなると思いますしね! パクウィのように、自分が注いだ愛情に相手がまったく気づいてくれなかったとしたら…僕なら疲れてしまうと思います(笑)」

 殺し屋というだけあって、パクウィの過去は謎に包まれている。ウソンが見せる哀愁を帯びたパクウィの姿はラブストーリーを深く切ないものにしていく。

「パクウィの職業は殺し屋という非日常的なものなので、彼の過去が不透明なことは十分ありえると思うんです。シナリオの中にも彼の過去について触れられている部分もあったんですけど、僕自身でもパクウィがどんな人生を送って生きたかを想像したりしましたね。ただ、映画というものは人生のある時期にフォーカスしてとらえるものだから、当然、現実的でない部分があってもいい。それに非現実的な職業の非現実的な人間でも、愛する姿というのは普通の人と変わらないと思うんですよね」

 ウソンをはじめ、監督が本作に選んだメインキャストはいずれも韓流のトップスターたち。やはり気になるのが、日本でも韓国映画ブームの火付け役となったチョン・ジヒョンの存在だ。

「チョン・ジヒョンさんは、僕と同じ事務所なんですよ。彼女が事務所に入ってきたのは高校生のときでしたね。それから僕はずっと彼女のことを見守ってきましたし、数本のCMで一緒に仕事をしたことがあります。だから、彼女は自由なパートナーシップが築ける相手役でしたよ。僕にとっては非常に息の合う演技ができる女優の1人ですね。実は、前々からお互いに、今度は広告だけじゃなくて他の仕事もできたらいいね、という話をしていたんですよ。広告の仕事って、あまり深い演技とかは要りませんからね(笑)。今回共演してみて、思った以上に彼女の演技がよい形で成長しているなと感じました。キャラクターへのアプローチ方法も、感情移入をして役作りするという方法も、僕とよく似ていましたね」

 ヘヨンとパクウィの愛はすれ違い、衝撃のエンディングを迎えることになる。

「僕は、パクウィの愛は遂げられたと思いますよ。彼女が彼のことを分かってくれたから…」

 韓流から飛び出したビッグスター、チョン・ウソンが魅せる究極のラブストーリー。香港ノワールファンも、韓流ラブストーリーファンも大満足の一本だ。



(本紙・秋吉布由子)

『デイジー』
監督:アンドリュー・ラウ 出演:チョン・ジヒョン、チョン・ウソン他 東宝東和配給/5月27日より全国ロードショー公開 http://www.daisy-movie.com/


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