
vol.259
逮捕直前に異例の記者会見!! そして引退宣言!?
村上世彰容疑者インサイダーで逮捕
ライブドアによるニッポン放送株の大量取得を知りながら、公表前に同株を買い増したとして、東京地検特捜部は5日夕、証券取引法違反(インサイダー取引)容疑で、「村上ファンド」代表の村上世彰容疑者(46)を逮捕し、証券取引等監視委員会と合同で東京・六本木ヒルズの村上ファンド事務所など約10カ所を家宅捜索した。特捜部は、村上容疑者が同株を高値で売り抜けるため、主導的に一連のスキーム(枠組み)を計画したと断定した。違法取引で得た利益は約30億円に上る。
調べによると、村上容疑者は村上ファンドの投資顧問会社「MACアセットマネジメント」(東京都港区)の実質経営者として、遅くとも平成16年11月8日に、ライブドア前社長の堀江貴文被告(33)=証取法違反罪で起訴=らから、5%以上のニッポン放送株を取得することを伝えられ、翌9日から公表前の17年1月26日までに計193万株を99億5000万円で買い増した疑い。
ライブドアが2月8日に時間外取引で同株を大量取得した際に一部を売却。その後、ライブドアとフジテレビによる同株の争奪戦で株価がつり上がったのを見計らって残りの株の大半を売却し、違法取引で取得した株の売り抜けで約30億円の利益を得た。
村上容疑者は、フジテレビが17年1月に実施したTOBの動きを察知。フジテレビとライブドアが、同株争奪戦を行えば株価がつり上がり、高値で売り抜けられると考え、時間外取引をライブドア側に指南するなど一連のスキームを考案した。
村上容疑者は逮捕前の5日午前に記者会見し、特捜部の任意の事情聴取で容疑を認めていることを明らかにした上で、「もうけようとしたわけではないが、(ライブドアの動きを)聞いちゃった」と弁解した。