

vol.259
「フジテレビ、PRIDE放送打ち切り」で激震
「フジテレビ、PRIDE放送中止」。衝撃ニュースが格闘技界を駆け巡った8日、PRIDEを主催するドリームステージエンタ−テインメント(DSE)が公開記者会見を行い、DSE榊原代表取締役が放送打ち切りに至った経緯、理由などを語った。
榊原代表は「若干の緊張の中で始めさせていただきます」と前置きすると、まずは契約を解除された5日の出来事について説明。PRIDEの道場開きを終えた榊原代表は、16時からフジテレビとの打ち合わせの席で、放送を打ち切る旨の通知書を受け取ったという。
契約解除の理由について、榊原代表は「信用、品位、イメージに対する保持、配慮をドリームステージが怠ったということ」とし、一部週刊誌などで報じられていた暴力団との交際疑惑については「我々は現在も、過去も、未来も反社会的勢力をお付き合いしたことはありませんし、法も犯しておりません」と完全否定。今回のフジテレビの措置に対しては「到底納得ができない」としながらも、「記事が事実無根であったとしても、フジテレビさんとしては無視ができなかったのだろうと思います」と一定の理解を示した。
PRIDE存続に関しては「潰れることは断じてないと宣言します」とし、「実名、写真入りで、犯罪者のように扱われることに関しては憤りを感じると共に、本当に辛いです。しかし、そういうことも全部受け止めて、命がけでPRIDEを守ります」と力強く語った。
DSEは今後、フジテレビと弁護士を通じて協議し、放送再開の道を模索するかたわら、他局への働きかけも検討しているという。
無差別級GPのカードも同日発表
同日には7月1日、さいたまスーパーアリーナで予定されている「PRIDE無差別級グランプリ2006 2nd ROUND」の対戦カードも発表された。
吉田秀彦はミルコ・クロコップ、藤田和之はヴァンダレイ・シウバ、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラはファブリシオ・ヴェウドゥム、ジョシュ・バーネットはマーク・ハントと対戦することが決まった。会見には吉田と藤田の日本勢が出席し、「ファンの期待に応える試合でPRIDEを盛り上げたい」(吉田)、「気持ちをぶつけ合う試合をする」(藤田)と決意表明。高田PRIDE統括本部長は「PRIDEは永遠に不滅です。何ら変わらない、世界最高峰のPRIDEのリングをお見せします」と意気盛んにコメントした。
ウェルター級GPで日本勢3人が勝利
4日にはさいたまスーパーアリーナで行われた「PRIDE武士道−其の十一−」で、ウェルター級GP1回戦が開幕。三崎和雄、郷野聡寛、長南亮の日本勢3人が勝利した。
この日のメーンで登場した三崎は、ハンマーハウスの強豪フィル・バローニと対戦。バローニの大ぶりな打撃をしっかり見極めた三崎はローキックを何度もヒットさせると、グラウンドでも優位をキープ。2ラウンド通して巧みな試合運びを見せ、3−0の判定勝ちを収めた。
また、この日はライト級のワンマッチも行われ、石田光洋が4月に王者・五味隆典を破ったマーカス・アウレリオと対戦。タックル、ガードからの鉄槌などでアウレリオを圧倒し、“番狂わせ”の快勝劇を演じた。