今週のTOKYO HEADLINE
vol.259
(2006.06/12-06/18)
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Sports vol.259

交流戦Vへ! 熱烈応援SPECIAL [1] [2] [3] [4]

特集・踊る、東京ヤクルトスワローズ(1)

恐燕打線のキーマンに直撃!!

 いま、東京ヤクルトスワローズが躍動している。終盤を迎えた交流戦で、古田PM率いるスワローズは、昨季日本一の千葉ロッテと壮絶なデッドヒートを繰り広げているのだ。間近に迫った新生スワローズの「1冠」へ向け、すべての東京人は熱いエールを送ろう!

「数字を残すより、チームの優勝が最優先の目標なんだ」
―グレッグ・ラロッカ

―西武戦(5月9、10日)の2試合5アーチは本当に強烈でした。ラロッカ選手の活躍がきっかけで、打線全体も目覚めましたよね。

「あの時はすべての面でうまくいったシリーズだったよ。チームメイトの中でも『ラロッカが打てるんだったらオレでも打てるんじゃないか!?』という気持ちが伝染したんじゃないかな、ハハハ!!」

―(笑)。ところで広島から移籍して1年目のシーズンも、いよいよ中盤戦に入りました。オフには神宮球場の人工芝に対応するために減量をされたそうですが、現在のコンディションはいかがですか?

「オフにはランニング系のトレーニングを多くして、なるべく体重を増やさずに、速く動けるコンディション作りをしてきたんだ。ターフ(人工芝)対策もそうだけど、打つだけじゃなく守りでもチームに貢献したいと思っていたからね。それにラインアップは僕以外にもパワーヒッターがいるから、自分だけが長打を期待されているというプレッシャーがないことも良かった。今は体調もいいし動きもいい。日本に来てから一番のコンディションだよ」

―また、ラロッカ選手は日本球界の適応力の高さということでも大きな評価を集めています。成功の理由はどこにあったと思いますか?

「行った場所に適応することが大事だということを、大学時代のコーチが教えてくれたんだ。『恐竜を見てみろ、彼らは周囲の環境に適応できたから、長い年月存在していられた』とね。それを踏まえて、どうしたらいい選手になれるか、どうしたら打てるかを毎日考えて、妥協せずに向上心を持ってプレーできていることが成功の秘けつじゃないかな」

―日本の文化に戸惑いなどはなかったですか?

「頑張ってはいるけど、言葉はタフだね。でも食べ物に関しては時間がかからなかったよ。寿司を初めて食べた時も『こんなにおいしいんだ』と思ったし、僕は焼き肉も大好物。ジャパニーズ・ビーフは最高だよ!(笑)。妻もすぐに日本になじめたと思うし、僕たちが日本に来たことに対しては神様がくれた運命を感じているよ」

―ちなみに、そのアロハシャツは「ゲンかつぎ」で着られているそうですが。

「3Aにいた時は、日曜日が“アロハの日”だったんだ。でもある時、日曜日に限って良く打つことに気づいて『ちょっと待てよ』と(笑)。じゃあもっと着ようということになって、今も続けているんだ。他にも試合中、ネクストバッターズサークルで準備をする時の順番だったり動きを気にしていて、その打席でいい結果が出たら次も同じ動きをするようにしているよ」

―それだけシーズンを通しての活躍を意識しているということですね。個人的な数字の目標などは立てているんですか?

「今は数字だけみればいいかもしれないけど、今日(6月3日、オリックス戦)に限っても、満塁の場面で打てていれば勝っていた試合のひとつだったと思う。やはりチームの勝利にどれだけ貢献できるかが一番。数字を残すより、チームの優勝が最優先の目標なんだ」

―最後にひとつだけいいですか? ラミレス選手は恒例のパフォーマンスがあり、リグス選手も最近は「ニャー」を…。

「Oh,チッチキチ〜!? 分かってる分かってる、アイム・ネクスト(笑)。考えていいのがあれば始めるけど、僕だけじゃ(流行のギャグが)分からないから、それにはみんなのヘルプが必要だよ」

「チャンスの時は自分を追い込めるし、いい意味で開き直れるんです」
―宮出隆自

―今季は交流戦に入ってから素晴らしい活躍を見せてくれていますが、好調の要因はどこにあると思っていますか?

「開幕当初は全然ダメで1カ月間すごい苦しかったんですけど、何とかしよう、自分がやれることはやろうという意識を強く持っていたことが良かったんだと思います」

―自分で調子が上がっていることを実感できたのはどのゲームからですか?

「それはもう、交流戦最初の西武戦(5月9〜11日)ですね。この時は1試合目にヒットを1本打って、2試合目で3本、3試合目には4本打ったんです。その4本目の時にボールを自分のポイントまでしっかり呼び込んで打ててると思えたし、この3連戦でつかんだ“いい感覚”を持続させていけば大丈夫という気持ちも生まれました」

―その“いい感覚”について、重要だと思うポイントを簡単に解説していただけますか?

「“自分の中のストライクゾーン”というんでしょうかね。マウンドからバッターボックスの間に頭の中でラインを引いて、『ここから向こう側にボールが来たら打たない』というような判断をしっかりと、なおかつタイミング良くできている時がいい状態だと思っています。去年は左ピッチャーの場合にはそれができていたんですけど、右の場合は今ひとつ感覚がつかめていなかった。でも今年は右ピッチャー相手でも、それがいい時にはできているんです」

―また、宮出選手といえば勝負強い打撃が魅力だと思いますが、チャンスの時はどんな気持ちで打席に立っているんですか?

「とにかく自分が打って返そうと。チャンスの時に『つなごう』という気持ちはまるっきりないですね(笑)。勝負強い打撃ができれば信頼関係も出てきますし、認めてくれるような場面で打つことが重要だと思ってますから。それにチャンスの場面のほうが自分を追い込めるし、逆にいい意味で開き直れるのかもしれないです」

―そのあたりの気持ちの強さは、ケガを乗り越えてきた経験が大きいでしょうか。

「そうですね。プロ入りしてから11年、野手に転向してから5年ですけど、きれいに階段を上がってきたわけではないので。それに最近ではいい意味で開き直って、『失敗したからって死ぬわけじゃない』って思えるようにもなってきました」

―宮出選手の活躍を支えているのは開き直りですか(笑)。

「最近ちょっとバッティングが下降気味なんですけど、打てない時は開き直るしかないです(苦笑)。ただ、やれることをやらないで後悔するのはいやなので、つねに最善を尽くすことは大事だと思っています。あとは辛い時でも、負けないように前を向いてプレーすることですね」

―ちなみに14、15日の日本ハム戦が「TOKYO HEADLINE Day」と銘打たれて開催されることになりました。ビジターの3連戦(5月26〜28日)では少し抑えられてしまった分、今回は宮出選手の“逆襲”を見たいところですが…。

「この前はヒット1本しか打てなかったですからね(苦笑)。次は1打席でも多く塁に出て、相手にプレッシャーをかけていきたいです」

―SHINJO選手の派手さに負けないような活躍を期待しています。

「僕は地味〜に頑張りますよ(笑)」



■交流戦Vへ! 熱烈応援SPECIAL 踊る、東京ヤクルトスワローズ
 [1]恐燕打線のキーマンに直撃! グレッグ・ラロッカ/宮出隆自
 [2]若松勉×磯山さやか キャプテン&マネージャーのスワローズLOVE対談
 [3]徹底予想! 東京ヤクルトスワローズVS北海道日本ハムファイターズ
 [4]都心に鎮座する野球の聖地 神宮球場を遊び尽くせ!



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