

vol.264
X-MEN来日記念記者会見に「もっともミュータントに近い男」も登場!
集まった報道陣の数が期待の高さを表すとしたら、『X-MEN ファイナル ディシジョン』は、紛れもなく夏後半公開映画の中のメガ・ヒットとなるだろう。ヒュ−・ジャックマン、ハル・ベリー、そしてファムケ・ヤンセンを一躍ハリウッドスターに押し上げたシリーズも、いよいよ3作目の今回が最後。お気に入りの場面は?という質問に「あんまり話すとネタバレになっちゃうけど、最後のほうのクライマックスシーンがとても気に入ってる。そこでは“あなたは愛する人を救うためにどこまでやれるか”という映画のテーマそのものを伝えているんだ」とヒュー。そしてハルは、「私たちが出ている場面ではないけど、(ミュータントとして羽の生えた)エンジェルが初めて翼を広げて飛んでいくところが好き。ポエティックで、美しくて、とてもシュールな場面だったわ」と見所を紹介した。
今作でキーとなるのは、X-MENたちミュータントの能力を消し去るために開発された『キュア』という薬。それを使えば能力は失うが人間になれる。それが意味するのは、人間が自分と違うものを差別しようとする考えだ。「私はそのことに非常に強く反対しています」とハル。「例えば日本人も含む有色人種全員を白人にして世界を平等にしようとしても、いったいどれだけの人がそういう薬を飲むかしら。私は不完全な人間で決して完璧ではないけど、自分は完璧に不完全な人間だと思ってる。唯一消し去りたいものがあるとしたら、この太ももについた余分な肉ね(笑)」。ハルの言葉にはヒューも、「人間はある時、違いを認識する。その時にどう考えるかをこの映画は描いているんだ」と続け、最後にファムケが「だからこの映画は、特に思春期の人たちに見てもらいたいの。彼らは一番疎外感を感じる年ごろだから」と話した。
会見の最後には、X-MENにちなみ「最もミュータントに近い男」として、浪速の闘犬・亀田興毅がテーマ音楽と共に登場。得意の雄叫びを披露し、「これは映画の中の話でしょ。俺は人間やから、俺のほうが強いんちゃう」とユニーク発言を繰り出した。
三部作の最後にして、最も深いストーリー展開と激しいアクションで見ごたえある作品となった今作。現在世界興収4億ドル突破という驚異的なメガヒット作が、9月9日、いよいよ日本に登場する。