
vol.264
「ゆりかもめ」で異臭相次ぎ4件 同一犯か
東京の新交通システム「ゆりかもめ」など、都内と千葉県内の地下鉄などでビニール袋に入れられた塩酸とみられる塩素系の液体が置かれる事件が4件相次いでいることが10日、分かった。「私が起こした」との犯行声明が一部報道機関に届けられており、警視庁と千葉県警は同一犯の疑いがあるとして威力業務妨害容疑で捜査。成分の鑑定を急いでいる。
ゆりかもめでは9日午後1時15分ごろ、有明テニスの森駅(江東区)で先頭から2両目の床に、ビニール袋内のペットボトルが倒れ液体がこぼれているのが見つかった。乗客2人がのどの痛みを訴え、約30人が避難。2つ先の国際展示場正門前駅(同)で運行を取りやめた。6月10日には、東京メトロ葛西駅(江戸川区)のトイレ個室内で液体が入ったビニール袋が置かれ、同17日には同妙典駅(千葉県市川市)ホーム待合室で、今月1日にはJR千葉駅に停車中の総武線車内でも緑色の液体が見つかった。
犯行声明は千葉日報社(千葉市)などの報道機関に今月6日に届いた。A4判の紙に「すべて私が起こした」「都内にターゲットを移す」「心身障害者の代弁者である」などとワープロ打ちされ、カッターナイフが張り付けられていた。消印は江東区内の郵便局のものだった。
運行会社は12日、不審者や不審物の早期発見のため、当分の間、警備員の車内巡回を始めた。駅ホームなどに設置している運行管理用カメラで不審者の監視や車内点検も強化する。