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チムサアチョイから見た香港島の夜景。『シンフォニー・オブ・ライツ』ではビルたちが光と音楽のショーを展開する
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vol.264
Fantastic Travel in HongKong
香港特選最新ガイド!!
2週連続企画=前編=
何度行っても興奮する街、それが香港。毎夜見ても見飽きない100万ドルの夜景、どこで食べても美味しい不滅の香港グルメ、買い物、アトラクション、テーマパークなどなど、小さな街に膨大なエンターテインメントを詰め込み、世界中の観光客をもてなす。林立する高層ビル群の間には、素朴でエネルギッシュな古き良きアジアも混在。そのすべての魅力が一体となり、香港は今、最もエキサイティングに訪れる人々を迎える。
(取材・文/幸野敦子 撮影/加藤大毅)
成田空港からキャセイ航空の直行便で約4時間。機内で映画を1本観て、食事を1回サービスされたら、寝る間もなく香港に到着。日本から一番近いエンターテインメントな国は、可能なら回数券を買って通いたいほどの近さにある。しかしひとたび街に足を踏み入れると、そこに広がるのは魅惑の別世界だ。
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『ヨンキー』海老と沢蟹みその湯葉巻きは、2001年度の『Best of the Best 香港料理大賞』の最優秀金賞を受賞した。
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宿泊先となる主要ホテルは、空港から車で約30分というアクセスの良さも香港の魅力。エリアが小さいということは、無駄な移動時間なしに楽しみ目白押し体験ができるということだ。今回紹介するホテルは、香港島のセントラルにほど近いランカイフォンにある『Lan Kwai Fong Hotel』。西洋型の豪華ホテルが多い香港には珍しいブティックホテルタイプで、中国風にこだわったインテリアがオシャレだ。ランカイフォンは香港の“裏原”ともいえるSOHO地区にも近く、ホテルから徒歩エリア内に家具やインテリア小物を扱う『Homeless』など人気のセレクトショップが集まり、クリエーターの居住エリアにもなっている。香港小物といえばキッチュなモノを連想しがちだが、SOHOを歩けば、例えばNYのSOHOのようなショップにも出くわす。地元デザイナーの人気店『maymayking』もこのエリアに店を出していた。
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街歩きをすれば小腹も空く。ランカイフォンの有名デザート店『杏花樓』で香港の甘味を堪能したら、一路ビクトリアピークへ。標高約350mのビクトリアピークには、ピークのふもと駅からトラムに乗り、超急勾配の坂を登っていく。途中駅には歴代の香港総督の名前が付いていて、傾斜地にもビルが立ち並んでいる。地震のない香港ではユニークな形の高層ビルが次々と建てられ、住居用のマンションも20階、30階建てはあたりまえ。眺めのいい上層階に居を構えるのは香港人のステータスで、人々はより高い場所を求めるのだそうだ。そんなことに感心しながらピークに到着すると、展望台から香港一望の絶景が待っている。その時間がもしトワイライトタイムなら、夕闇から夜景へと移行する光のファンタジーをゆっくりと見ていたい。光は暖かさの象徴、光は帰る場所の象徴。光はいつも見る人の心を優しく照らす。こんな夜景が毎日見られるなんて、それだけでも香港に来た価値がある。
夜の食事に訪れたのは、香港島のセントラルにある『ヨンキー・レストラン』。香港人なら知らない人はいない名店『ヨンキー』は、ガチョウやエビなどの豪華料理だけでなく、ワンタン麺の旨さでも香港屈指の有名店。外国に移民しても、里帰りすると必ずここのワンタン麺を食べに来る人も多いという。それだけ『ヨンキー』のワンタン麺は香港人にとって忘れられない逸品なのだ。食事のシメには、香港名物エッグタルトもお忘れなく!
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ヤウマティのジェイド・マーケット。野菜や果物、肉を売るマーケットも毎日にぎわっている。
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香港といえば、食と同じくらい重要なのはショッピング。中国返還前と比べると物価が高くなったといわれるが、日本に比べれば依然として関税が低く、海外一流ブランド物でも2〜3割は安い値段で購入できる。そのうえ8月31日までは、香港政府観光局が『2006香港ショッピング・フェスティバル』を開催中。営業時間の延長や抽選会が開催されるなど、香港での買い物をさらに楽しむためのイベントが用意されている。香港島のセントラルにあるショッピングモール同士はスカイウォークでつながっていて、一大モール街を形成。暑い夏も冷房が効いた中で買い物できる点もうれしい。
ローカルグルメを楽しむなら、香港島のコーズウェイ・ベイがおすすめだ。ご飯モノ、パスタ、香港名物ぶっかけ飯など、何でもアリの食堂が軒をつらね、映画館やペットショップ、宝飾店や果物屋などがごっちゃまぜになって街を形成している。昔ながらの香港パワーを味わえる街だ。さらにローカルな香港に触れたければ、地下鉄で九龍サイドに渡り、ヤウマティまで足を延ばしてみるのもいいだろう。翡翠モノを売るジェイド・マーケットや、野菜、果物、肉や魚の市場があり、超地元感のあるスーパーマーケットで珍しいものを物色するのも楽しい。地下鉄モンコックには、秋葉原のような一大電気屋街があり、平日の昼でも驚くほど人が多い。NOKIAの携帯電話がずらりと並んでいるのはうらやましい限りだ。
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地下鉄でチムサアチョイまで戻ってくると、ザ・ペニンシュラ香港などの最高級ホテルを横目に、海の向こうに香港島が見える。その突端では毎夜8時から『シンフォニー・オブ・ライツ』というライトアップショーが開催されている。主役は香港島の高層ビルたち。海風を感じる岸壁に陣取り、8時の時報を待つ。香港島のピークから見る夜景とはまた違った、自分の目の高さに広がる光の洪水。水面に映える青や赤のライトが波に揺れ、観光用の帆船がゆっくりと光の中を進む。しばし日常を忘れるひとときだ。8時になると音楽が流れ、アナウンスでビルが紹介されると、光を点滅させてビルが挨拶をする。そして13分ほどの間、ビル同士が競うように光と音のショーを繰り広げる。それが終わるや否や、広場では、ショッピング・フェスティバルのメインイベントとして、水と光のショー『アクア・ファンタジア』が毎夜3回、幻想的なアクアショーを見せている。再び我を忘れて水と光の競演に見とれながら、ここは世界有数の観光の都であることを改めて実感する。この夏、どこかに行きたいと思ったら、候補として迷わず香港を選ぶべきだ。
次回は、さらに発展する観光都市・香港を象徴する新名所を中心に、ネイチャーな香港の魅力を紹介する。
街を歩けば香港映画の撮影に出くわす!?
滞在2日目の夜、ホテルの隣りで撮影現場に遭遇。若手の香港スター数人がポスター撮りを行っていたが、その中にオジサン俳優がひとり混じっている。よーく見ると、なんと『インファナル・アフェア』シリーズに出演していたエリック・ツァンじゃないか! 香港のスターは、ファンに対しても気さくに対応することで有名。粘っていればサインをもらえるかも、と思いながら、この日は時間切れで断念。しかし翌日以降、映画の舞台となった大仏を訪れる予定があり、これも何かの縁だと納得する(何の縁だか分からないが)。この背中がエリック・ツァン。本物です!
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伝統にも新しい波。占いはパソコン?
ナイトマーケットで有名なヤウマティの男人街は、香港の映画やドラマの撮影にもよく使われ、香港人たちにとっては古き良き時代を思い出す場所。占いの店も多く、中でも鳥がおみくじを引く『鳥占い』が観光客の間では人気だ。しかし、占い師のテーブルの脇にはパソコンが置いてあったりして…。
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