
vol.267
北朝鮮が“孤立戦略”!?
北朝鮮は1日、集中豪雨による水害を理由に平壌で開催予定だった南北の「8・15祝典」(日本統治からの解放の記念行事)中止を韓国側に通報した。北朝鮮は芸術公演「アリラン」も中止宣言しており、今夏の大規模行事は全面中断となった。南北は政府間対話も事実上、断絶状態にあり、韓国では北朝鮮が本格的な“孤立戦略”に入ったとの見方も出ている。
韓国政府は北朝鮮のミサイル発射でコメ、肥料支援の中断を決断。さらに国連安全保障理事会の対北非難決議も支持したが、これで南北閣僚級会談は決裂し、8月15日の南北離散家族の映像対面も北朝鮮側から一方的に中止された。民間団体を送って対話継続を要請する予定だった「8・15祝典」も流れてしまい、当面、交流再開のめどは立っていない。
現在、南北関係で機能しているのは、北朝鮮に現金収入をもたらす金剛山観光と開城工業団地の民間レベルでの経済交流のみとなっている。