
vol.267
アテネ金ガトリンに薬物疑惑
陸上男子100mの世界記録保持者で、アテネ五輪金メダリストのジャスティン・ガトリンが29日、4月に開催された大会のドーピング(禁止薬物使用)検査で陽性反応がみられたことを明らかにした。
ガトリンは7月に行われた2度目の検査でも高いレベルのテストステロンが検出されており、今後行われる米国反ドーピング機関(USADA)による聴聞会で違反を覆す事実を提示できなければ、永久資格停止となり、5月にマークした9秒77の世界タイ記録も抹消される。
「禁止薬物と知って摂取したことは一度もない」と主張しているガトリンだが、学生時代の01年には全米ジュニア選手権の検査で興奮剤のアンフェタミンを検出。2年間の資格停止処分を受けた前歴もあり、過去の教訓を生かすことができなかった格好だ。
今回検出されたとされるテストステロンは男性ホルモンの一種で、自転車ロードレースのツール・ド・フランスで初の総合優勝を達成したフロイド・ランディスが陽性反応を示した物質でもあった。