
vol.268
“W杯組”三都主が2発! 新生日本代表が好スタート
オシムジャパン初戦は2−0勝利
9日、国立競技場でキリンチャレンジカップが行われ、オシム監督率いる新生日本代表は、2−0でドイツW杯出場国のトリニダード・トバゴを下した。
日本の先発布陣は4−4−2。闘莉王、鈴木、山瀬功、田中隼、我那覇の初代表5人が起用され、ドイツW杯の代表メンバーはGK川口ら4人が出場。FWの2トップは我那覇と田中達がコンビを組んだ。
日本は立ち上がりから果敢に攻撃。前半17分、三都主がFKを直接、ゴール右にねじ込んで先制。同22分には駒野からのパスを受けた三都主がループシュートで2点目を挙げた。
結成わずか4日目での初陣。それでも坪井が、駒野が、最終ラインで声を掛け合い、闘莉王が上がれば誰かが必ずそのスペースを埋めた。選手は自分たちで考え、責任感を持って試合に臨んだ。「オシムイズム」は随所に顔をみせた。
相手をフリーにしたり終盤は息切れし押し込まれる場面もあったが、オシム監督も「3日間でこれほどできると思っていなかった水準まで達していた」と一定の評価はした。ただし「選手が十分に走る力を持っている間は」と注釈をつけた。
しかし歴戦の老将も、三都主の先制FKが決まると珍しく右こぶしを強く握り締めた。「満員のスタンドを見て『この人たちを、がっかりさせてはいけない』と改めて感じた」。
4年後に向け、再スタートを切った日本。学ぼうとする選手の意欲と、監督の責任感を確認できたことが最大の収穫だろう。