
vol.268
夏の甲子園が開幕!
V候補・横浜は初戦敗退
6日に行われた全国高校野球選手権の1回戦で、優勝候補の横浜(神奈川)が大阪桐蔭(大阪)に6−11で敗れた。試合は完全な力負けだった。8回、大阪桐蔭の謝敷、中田の連続本塁打が飛び出すと、守備についていた横浜ナインは呆然と立ちつくした。2度目の春夏連覇という偉業への挑戦は、1回戦であえなく幕切れとなった。
98年に松坂(西武)を擁し春夏連覇を果たした渡辺監督も、激戦の地方大会を勝ち抜いたチームが集結する夏の甲子園の難しさは、出場するたびに痛感してきたという。「春の山を制覇しても、夏の頂上は富士山とエベレストくらい違う」。夏の甲子園で戦い抜く難しさを登山になぞらえ、選手たちに訴え続けてきた。
しかし同点で迎えた6回一死満塁で、9番川角へのサインはスクイズ。ところがバットのしんに当たった打球は宙に浮き、併殺打となってチャンスをつぶした。相手は、横浜が失った流れを自らへとグイグイ引き寄せた。指揮官も「あの場面が痛かった」と悔やんだが、試合を再び横浜ペースに戻すことはできなかった。