
vol.268
ついに米国産牛肉の店頭販売開始
米国産牛肉の輸入再開を受けて、米系の会員制量販店、コストコホールセールジャパンが9日、幕張店(千葉市)など関東の3店舗で全国に先駆けて米国産牛肉の店頭販売をスタートさせた。近く尼崎店(兵庫県尼崎市)など関東以外の2店舗でも販売する予定。
米国産牛肉が消費者の手に渡るのは、今年1月に牛海綿状脳症(BSE)の病原体がたまりやすい特定危険部位の脊柱の混入が見つかり、輸入停止となって以来、約7カ月ぶり。
幕張店では、焼き肉用の肩ロース肉が100グラム95円、ステーキ用が同249円で店頭に並べられた。「1月の輸入再停止前に比べ価格は若干安くなっている」(同店)ことから、購入を急ぐ来店客も多かった。
米国産牛肉をめぐっては、市場には依然として安全性を疑問視する声が根強く、大手スーパーも当分販売しない方針だ。
ただ、輸入再開で輸入数量が拡大し、業者間取引が増えれば、飲食店などを通じて消費者が原産地を確認できないまま米国産牛肉を口にするケースは増えそうだ。
9日、同店を訪れた米国食肉輸出連合会のグレゴリー・ヘインズ日本代表は「米国産牛に悪いイメージが広がっているので、もっと安全性をアピールしていきたい」と述べた。