
vol.272
女子ソフト、五輪一番乗りも世界一ならず
ソフトボールの女子世界選手権最終日は5日、北京の豊台ソフトボール場で行われ、36年ぶり2度目の優勝を目指した日本は決勝で米国に0−3で敗れた。米国は6大会連続8度目の優勝。日本は3位以内に入ったため、今大会の上位4チームに与えられる08年北京五輪の出場権を獲得。全競技を通じ日本の五輪出場権獲得第1号となった。
決勝で日本は3日連続で上野由岐子(日立&ルネサス高崎)が先発。5回まで無失点に抑えたが、6回一死一塁から連続本塁打を浴び3点を失った。上野は不戦勝だった2日のコロンビア戦をはさみ4連投。「(調子は)悪くはなかった。肩の張りもなかった」としたものの、6回に落とし穴が待っていた。
打線もエースを援護できなかった。相手の左腕エース・オスターマンは3位決定戦も7回を投げ切り、この日2試合目。だが、安打は内藤の1本だけで、14三振。4番の馬渕は「投手を助けられなかったのが悔しい」と涙ぐんだ。
とはいえ、アテネ五輪の出場経験者は17人中5人だけ。若いチームが手にした自信は大きい。さらに日本協会の三宅豊選手強化本部長が「上野のほかに1枚、2枚(投手が)いないと厳しい」と語った通り、課題も明確になった。世界制覇こそ目前で逃したものの、彼女たちにとっては収穫の多かった大会となったはずだ。