
vol.272
日本開催の世界バスケでスペインが初V
優勝候補と呼ばれながらW杯の頂点に立てないサッカーを尻目に、スペインのバスケットボールが先に頂点に上り詰めた。
3日、さいたまスーパーアリーナで行われた世界バスケ決勝。スペインは欧州選手権覇者で、圧倒的V候補のアメリカを下したギリシャと対戦した。大黒柱のP・ガソルをケガで欠いたこともあり苦戦が予想されたスペインだったが、立ち上がりから堅守でリードを奪い、前半だけで20点差。その後もナバーロらがスリーポイントを効果的に決め、70−47で逃げ切った。
スペインの世界選手権出場は9度目。過去最高成績は82年大会の4位。大一番を前にP・ガソルが離脱する不測の事態も、逆にチームを結束させることにつながった。
五輪を通じても初めての優勝を成し遂げたエルナンデス監督は、「この競技は技術だけでなく、情熱や感情が大事なんだ」。スペイン史上最強チームは、なんともドラマチックな形で世界最強の称号を獲得した。