
vol.275
小泉サン新総理にエール
小泉純一郎前首相は26日、自らの政権に幕を下ろした。平成13年4月26日に就任した小泉氏の在任日数は1980日で、佐藤栄作氏の2798日、吉田茂氏の2616日に次ぐ3番目の長期政権だった。小泉氏は「改革に終わりはない。これからも新首相とともに国民の皆様が力を合わせ、日本の将来を信じ、勇気と希望をもって改革を続けていくことを願っている」との談話を発表した。
談話では「民間や地域の方々が『痛みに耐えて』改革に取り組んだおかげで、経済は着実に景気回復軌道にのってきた。さまざまな改革が、極めて困難との批判もある中で実現できたのは、多くの国民の理解と支持があったからだ」と、小泉改革の成果を強調した。
最後の閣僚懇談会では「これからも閣僚経験を生かし、ご活躍をしていただきたい」と感謝の気持ちを伝え、安倍氏には「われわれも盛り立てていくので、健康を大事にしてがんばっていただきたい」とエールを送った。
「一議員」となった小泉氏は午後の衆院本会議での首相指名選挙後、都内のホテルにある古巣の自民党森派の事務所を約5年半ぶりに訪れ、同派会長の森喜朗元首相に退任を報告した。森氏から派閥復帰のラブコールを受けたが、笑顔でかわした。
周辺によると小泉氏は当面、マスコミに登場することも避ける意向だという。