

vol.275
31年ぶり! 青春時代にカムバック
伝説のつま恋ライブにファン大集合!
吉田拓郎とかぐや姫が23日、静岡県つま恋でコンサートを開催した。31年前にオールナイトライブを行った伝説の地でのライブにファン3万5000人が日本各地から集まり、拓郎やかぐや姫が演奏するあの時の歌に涙。サプライズで、ムッシュかまやつや中島みゆきも飛び出し、つま恋が熱く燃えた。
「拓郎〜」、「こうせつ〜」
晴れ上がった空に年季の入ったオヤジの声が響く。拓郎のMCにうなずく最前列。器は老いても心は31年前と同じくらい熱い。
「みなさん、お元気そうでよかった。『朝までやらないと男じゃない!』なんて悲しいじゃない。9時まででいいじゃない、9時で」
午後1時過ぎ、3万4000人を前にした拓郎は笑ってアナウンス。31年前は午前4時半まで続いたが「太陽がでるまでやろうだったけど、今回は新幹線に間に合うように終わります」と、今回は8時間半。拓郎とかぐや姫が交互にセットを受けもつ、5部構成だ。
「あの時はステージに立つのが怖かった。『結婚しようよ』なんて歌ったら殺されると思ったよ。でもこうしてさ、みんな丸くなったよね」
拓郎自身も丸くなった。ライブ中も客席に向かって自らカメラのシャッターを押したり、「足が痛くなった」と靴を脱いだり、1曲1曲を楽しんだ。名曲『落陽』では、若手バンドには出せない深みのあるドラマティックなエンディングを展開。それに合わせて大輪の花火が夜空を彩ると、客席のオヤジたちはキラキラした目でステージと空を交互に見ていた。かぐや姫は滑らかな南こうせつのおしゃべりで笑いを誘う。「あのころ少年だった人もオヤジだよ。見りゃ分かるね。おいちゃんは、こみ上げているんだよ。涙が出てくるね」
『妹』、『なごり雪』、『22歳の別れ』など名曲の数々をプレーし、観客はかみしめるように大切に聞いていた。
のちのちに伝説の野外ライブと呼ばれるであろう2回目のつま恋には21台の中継カメラが配置されるほどの注目ぶり。NHK-BS1で生放送された他、10月29日(前編15〜17時、後編21〜21時30分)にNHK-BS2で、年内にもNHK総合で放送される。また、10月23日放送の「プレミア10」(月曜22時〜)でも紹介。12月20日にはDVD発売される。