
vol.275
さらば巨人 桑田が今季限りで退団へ
巨人の桑田真澄投手(38)が24日、ジャイアンツ球場(川崎市)でイースタン・リーグの湘南戦に登板後、今季限りで退団する意向を正式に表明。「元気だから必要とされるところでやるのがベスト」と語り、現役続行の意欲をみせた。
退団を決意した理由については「6月から(万全の状態で)スタンバイしてきて、(一軍の)登板がないということは戦力ではないと自分で判断した」と説明した。
清武英利球団代表は前夜、「(桑田とは)これまで何度も話し合っている」と強調したが、桑田は「僕の中では(話し合いは)何もなかった」と両者の意見は食い違った。
この日、湘南戦に先発した桑田は予定の3回を投げ終えるも、ファンの声援にこたえる形で結局7イニングを投げた。最後の7回に連打を浴び5失点を喫したが、まだまだ「投げられる」という印象を残しマウンドを降りた。
桑田は前日、退団の決意を突然ホームページ(HP)に記したことについては「ファンに姿を焼きつけてもらいたかった」と語ったが、原監督にも事前に知らせず、一方的に“退団宣言”したことで、コーチ陣からは「筋を通してほしかった」という声も上がった。
清武球団代表はこの日、「大選手だから、尊重してあげないといけない」と、桑田の発言に一定の理解を示し、「しばらくしたら、ゆっくり話を聞きたい」と含みを持たせた。
一方、滝鼻卓雄オーナーは翌25日に東京都内で「彼(桑田)は決断したんだから、退団したいという意思は尊重しようと思う」と語り、桑田の退団を認めることを明らかにした。
また滝鼻オーナーは「まだ一軍での試合もあるのに自分で(チャンスを)つぶしちゃった気がする」としながらも「野球人として人間として、もうちょっときちんとしたあいさつができなかったのかな、と残念な気持ちがある」と、原辰徳監督にも知らせず、球団のホームページ(HP)上で退団の意向を明らかした桑田の姿勢に苦言を呈した。