
vol.277
永田町 DE Interview vol.005
SideB
人間 鈴木寛
破天荒な政治家!? 鈴木寛参議院議員。今週は「人間・鈴木寛」に迫ってみたいと思います。
11月にインディーズでCDを出します
鈴木さんの座右の銘は『寛なれば即ち衆を得る。寛則得衆』。小学校時代ぐれてストライキとかをしていた鈴木少年に校長先生が送った言葉。
「論語からのようです。校長先生が僕の名前が入っている言葉をわざわざ見つけてくれて送ってくれた。それで僕は更生しました。小学生の時から壁新聞とかを書いて担任の先生への抗議文を学校に張りまくってたんです」
趣味が「音楽とか芝居。聴くほうよりやるほう」という鈴木さんは『六本木男声合唱団』立ち上げメンバーの一人。オリコンで70位に入ったこともある。そして来る11月某日、インディーズながらCDを出すという。
「『すずかん音楽革命』というCDを出すんです。すずかん・レボリューションというバンド名で、『六法ロック 憲法編』という歌などをやります。一応インディーズキングを目指して頑張りたいので、またプロモーションお願いします(笑)」
鈴木さんはインターネットテレビ局『SUZUKAN.TV』というメディアを立ち上げ、自らプロデューサー兼キャスターを務めている。多彩なゲストを迎えてのトークと、鈴木寛キャスターによるスズカン・ニュースの2本立ての構成になっている。
「大学で教えているときに、学生に『インターネットってすごいんだぞ』と言っていた。要するに個人が新聞社に出版社になれる時代、それどころかブロードバンドになるとラジオ局ができてテレビ局ができるんだよということを私自身が学生たちに言っていたわけですね。そうしたところ、あんまり誰も始めなかったので、そのことを証明するために自ら始めたというのがきっかけですね。僕は、まず提言して、『こうなるぞ』という構想をぶち上げる。そうして誰もやらなくても、やらないやつの批判とか文句を言っている暇があったら小さくても自分でやってしまうという主義なので、まあ小さいながらもやってしまいました。日本人って0から1にいくところはなかなか踏み出さないんだけど、5くらいになるとみんなわーっとやりだすんだよね。誰かが最初の一歩を勇気を持って踏み出すと、あとはそれに従って動きだすというのが日本社会。なので、最初の第一歩を自ら踏み出すというのがこの国を動かす方法論なんです。百の論文より一つの実践ということ。日本人って疑い深いから、論文とかビジョンとかアイデアだと動かないんですね。小さくてもいいから一つの事実があると信用してくれる人々なので、そういう人たちを動かす知恵でもあるんですね」
そんなアグレッシブな鈴木さんには果たして今の若者はどういうふうに映っているのだろうか。そんな不安を感じながら最後に本紙読者にメッセージ。
「若い人の力は無限だということ。若い人が“これをやろう”と思えば絶対にできるということ。例えば1987年にワールドカップを呼ぼうと、当時、僕ら通産省サッカー部は思ったんだけど、15年でできた。夢はかなうもの。僕の経験上、15年やるとだいたいかなう。ITだって95年くらいは世界で二十何番という感じだったじゃないですか、インターネット普及率とか。でもついに世界一のブロードバンド先進国になったしね。多分2010年くらいには、真の情報社会が実現できてるんじゃないでしょうかね」
ちなみに国会議員のサッカーチームでは背番号7番を背負い、フィールドを駆け巡る鈴木さんは最後にこう付け加えた。
「ワールドカップはもう一回呼ぼうと思っている。今度は日本単独で。それで日本が優勝。15年後には…無理か、もうちょっとかかるか」

人間・鈴木 寛を知るための3つの言葉
1 座右の銘
「寛則得衆」寛なれば即ち衆を得る。論語の言葉で「寛(おおらか)であれば人望が得られる」
2 政治家でなかったら
「社会創造家。世の中で面白いと思ったことをちゃんと構想しそして実現する人。でも今でもいろいろやってますよ」
3 おすすめの一冊
「自著になりますが『ボランタリー経済の誕生』。これからの世の中を考えていくうえで、面白いと思います」
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