

vol.277
周防監督 11年ぶり新作『それでもボクはやってない』完成会見
仰天の!!エピソード「ボクはグッと握られた!」
『Shall we ダンス?』以来11年ぶりとなる周防正行監督の新作『それでもボクはやってない』(来年1月20日公開)の完成会見が10日、丸の内の丸ビルホールで行われた。
痴漢に間違われた青年(加瀬亮)のえん罪裁判をもとに日本の刑事裁判制度の問題点を描く物語。事件後約1年にわたって青年が裁判を経験していく姿を通し、日本の刑事裁判制度の問題点を明らかにする作品だ。そもそもの発端は、2002年の年末、ある痴漢事件の判決を伝える新聞記事を監督が目にしたところから始まった。事件に関して監督が取材をすすめるうち、それまで抱いていた『裁判』のイメージと現実とのギャップに衝撃を受け、映画化を決意。実際の裁判の傍聴に何度も足を運び、推考を重ねて台本を完成させた。 これまで娯楽作を発表してきた周防監督にとって初の社会派映画だが、「(ファンを)裏切ってしまうかもしれないけどガッカリはさせない」と自信たっぷり。「僕は痴漢に間違われたことはないけど、されたことはあります。中学生のとき、おじさんにグッと握られて」と仰天エピソードまで告白し、会場の笑いを誘った。
主演の加瀬は「自分のことのように(映画で裁判を)体験できた」、新人弁護士役の瀬戸朝香も「本当にリアル」と同作をPR。
平成21年5月までの間にスタートする裁判員制度を視野に入れ、自分のこととして体験できる作品ともなりそうだ。