
vol.277
秋山成勲、HERO'Sでプロ初戴冠
9日、横浜アリーナで「HERO'S2006 ミドル&ライトヘビー級 世界最強王者決定トーナメント決勝戦」が行われ、秋山成勲が初代ライトヘビー級王者に輝いた。
秋山はこの日、準決勝でケスタティス・スミルノヴァスに1RKO勝ち。続く決勝のメルヴィン・マヌーフ戦では1R1分58秒、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収めた。
「柔道、最高!!」が、歓声で揺れる横浜アリーナに響き渡った。準決勝では胴着を脱ぎ捨て、総合格闘家としての進化を見せつけた秋山は、迎えた決勝で胴着を着用。ここで柔道家の本領を発揮した。
秋山はマヌーフの機関銃のようなラッシュをかいくぐると、スタンドでバックを取られながらも左腕をキャッチ。その状態からマヌーフに投げを打たれたものの、見事な切り返しでグラウンドへ持ち込み、最後はマヌーフの左腕を伸ばしてタップアウトを奪った。
悲願のプロ初タイトルを獲得した秋山は試合後、「腕が極まった何秒かの間、自分の人生が走馬灯のようによぎりました」と苦難の格闘技人生をしみじみと振り返ると、この日実現できなかった桜庭和志との夢カード実現を改めてアピールした。
同日に行われたミドル級決勝は、J.Z.カルバンが日本期待の宇野薫を判定で下して優勝。あと一歩で王者奪取を逃した宇野は「終始向こうのペースで試合が進んでしまった」と言葉少なに語った。
また、ワンマッチで登場した金子賢は、所英男に1R一本負け。「今日は何もできなかったんで、また経験を積みます」と、今後も格闘技を続けていくことを宣言した。