写真:取材協力=海華月 乃木坂店/撮影=今井七生(Aflo Dite)
『THE WALKING BIBLE』
集英社・1575円

デューク更家15年の集大成『THE WALKING BIBLE』絶賛発売中

 デュークの朝は、シャンパンと葉巻から始まる。

「朝起きて、まず葉巻。そしてシャンパン。葉巻はPHILLIPSのPHILLIESというシリーズのデザート葉巻に凝ってます。僕が喫っているのはメンソールのシガーです。シャンパンはウーヴ・グリコのようなドライなものがいい。朝には何がうまいかなぁって研究した結果がこれ。葉巻、シャンパン、そしてエスプレッソ。そこに卵料理があれば完璧、パーフェクトです。朝シャン(パン)は本当にセクシーですよ」

 どのホテルに行こうとも、必ずこの4点セットは注文する。デュークの朝はいつだってスペシャルだ。

「僕は朝起きてから、夜寝るまでずーっと忙しくて、なかなか夜に取り戻すというのは難しい。だから、朝一番に取り戻す。前の日のことを朝の数時間のうちにケリつけちゃうわけです。それが僕がタフでいられるコツ。朝の空気がキリッとしている時間―夏なら5時過ぎ、冬でも6時くらいには起きて、シャンパンを飲む。そうしないと前の日のリベンジができないんです」

 食について話を聞くだけで、デューク更家という人物の人柄の大きさが見えてくる。他にも、「僕はサービス業だから、街中でいきなり“腰が痛いんだけどどうしたらええ?”というおばさんに歩き方を教えたりしなくちゃいけない。そのためには常にハイテンションでないと。だから、僕の座右の銘は“平常心のハイテンション”です(笑)」、「僕は“健全な肉体に健全な魂が宿る”というのには大反対で、“しなやかな肉体にええ加減な精神が宿る”というふうにいうんです。日本人ってなんでも頑張っちゃうけど、もっと“ええ加減”でいいんじゃないか」などなど、話の端々に力強い言葉(でも押し付けがましくない)が出てくる。デューク更家はウォーキング・ドクターというだけではなく、ウォーキングを通して、生きることのすばらしさ、楽しさ、よりよく生きるためのコツを教えてくれようとしているのだ。

 そんなデュークの人生観、生きるスタイルのすべてが詰まった著作『THE WALKING BIBLE』(集英社刊・1575円)がただ今絶賛発売中だ。デューク更家を、そしてウォーキングを通して“より良い”人生を生きたい人すべてに読んでほしい1冊だ。