
vol.280
損保「第三分野」不払いが大手6社で12億円に
東京海上日動火災保険など損害保険会社48社は31日、医療保険など第三分野商品の不適切な保険金不払いについて、調査結果を金融庁に報告した。これによると、大手6社で合計4365件、12億2000万円の不払いが判明。9月末に報告している損害保険の不払いと合わせて、金融庁は各社に厳しい行政処分を科すとみられる。
第三分野は生命保険と損害保険の中間に位置する保険商品で、損保各社は金融庁の命令により、過去5年分の支払い状況を調査していた。不払いは、病歴など保険会社にすべき報告などで不備があった場合に支払い対象外となる「告知義務違反解除」や、保険に加入する前に発病していた疾病を支払対象外とする「始期前発病」の取り扱いで目立った。
損保業界では、9月末にも自動車保険の特約を中心とした保険金の支払い漏れが、損保26社で約31万件発覚。すでに三井住友海上は、金融庁から第三分野の無期限販売停止処分を受けている。相次ぐ発覚は、不信感をさらに高めることになりそうだ。
(ビジネスアイ)