
vol.280
新庄が引退会見「もう休ませてよ」
日本シリーズ制覇で有終の美を飾った日本ハムの新庄剛志外野手が27日、正式に引退を発表した。
会見場となった札幌ドームのマウンドに、新庄は17年間のプロ生活でともにしたグラブを手に現れた。阪神入団後の初給料で買った7500円の宝物は今まで4回修繕したが、再びほころびつつある。「こいつが『もう無理。プレーできない。限界です』といってます」。照れからなのか、もはや満身創痍の自分の姿そのものともいえるグラブに、引退の理由を代弁させた。
前夜の8回の最終打席。涙にくれての空振り三振は「もうこの土を踏めないのかという思いがこみ上げた」と振り返った。
今後については明言せず、過去に自民党から要請された参院選出馬や野球解説者への転身は否定。「驚かせることをやりたい」と語り、映画俳優には色気をみせた。
11月18日に札幌市内で行われる優勝パレードには参加するものの、チームが出場する同月9日からのアジアシリーズは辞退する。「もう休ませてよ」と最後は苦笑いで会見を終えた。