
vol.282
日清が明星に友好的TOB 食品業界で再編が
即席めんトップの日清食品と4位の明星食品は15日、業務・資本提携で合意したと発表した。外資系投資ファンドから敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けられた明星に対し、日清が「ホワイトナイト(白馬の騎士)」として友好的TOBを実施する。買い付け価格は1株870円で、33.4%以上の取得を目指す。
日清と明星の資本・業務提携は、米系投資ファンド「スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド」による敵対的買収に背中を押された“やむを得ない選択”だった。もっとも、多様化と国際化に直面する食品業界のなかで、生き残っていくには、業界再編は避けられない選択だったともいえる。
食品業界では、製油や砂糖などの原料部門の再編は進んでいるが、加工食品部門ではほとんど進んでいない。明星が日清の傘下に入ると、即席めん業界では、1981年にサンヨー食品がエースコックを傘下におさめて以来の再編劇になる。