
vol.287
キムタク辞退 日本アカデミー賞「主演男優賞」候補
「第30回日本アカデミー賞」の優秀賞15部門が決まり19日に発表された。主演男優賞では、『武士の一分』(山田洋次監督)に主演したSMAPの木村拓哉が候補にあがりながらも辞退する異例の事態となった。
『武士の一分』で本格時代劇に初主演した木村。盲目の演技に加え殺陣も披露するなど、公開前から大きな話題を呼んだ。今月1日に公開され、18日現在で約17億円の興収を記録するなど大ヒット。今年度の賞レースで本命視されれていた。
日本アカデミーの事務局によると、木村の所属事務所とは先週から今週にかけ主演男優賞の受賞について協議を重ねていたが、最終的に「事務所の意向として、ほかの優秀主演男優賞の方たちと(最優秀賞を)競う場に立たせたくない」という連絡があったという。 ジャニーズ事務所は「木村に限らず、ウチはレコード大賞や各音楽祭など賞レースというものを十数年前からやっていません。映画も同じで、(辞退は)いまに始まったことではないのです。それに映画はあくまで監督のものでおこがましいです」と困惑気味。
事務局によると、同賞の29年の歴史で入賞辞退は、スケジュールの都合を理由にした昭和55年『影武者』の故黒澤明監督、後輩俳優に道を譲りたいとした平成14年『ホタル』で主演男優賞の高倉健らがいる。