
vol.289
世界最大の家電見本市“CES”開催 次世代DVDや薄型テレビに注目が集まる
世界最大の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」では、次世代DVD(デジタル多用途ディスク)に注目が集まった。開幕に先立つ7日(日本時間8日)、東芝が次世代DVD規格「HD DVD」の新型プレーヤーを今春、北米市場で発売すると発表。韓国のLG電子は、同規格とソニーなどの「ブルーレイ・ディスク(BD)」の両方に対応できる世界初のプレーヤーを披露した。
次世代DVDに新たな動き
東芝の新製品の価格は599ドル(約7万円)で、すでに発売している2機種(499ドルと999ドル)の中間機種となる。北米ではパソコンやマイクロソフト社製ゲーム機「Xbox」なども含め、すでに17万5000台以上のHD DVDプレーヤーが普及していると見込まれている。東芝では今年、HD DVDの映画タイトルが累計で600を超えると予測しており、新製品の投入でHD DVDの普及に弾みを付ける考えだ。
一方、LG電子のプレーヤーは敵対する2つの次世代DVD規格のほか従来のDVDも再生でき、同社は「規格並立で混乱する消費者に歓迎される」(幹部)とみている。2月初めからまず米国で、1199ドル(約14万1500円)で発売する計画だ。
薄型テレビが競争激化!
米国では薄型テレビなどで日韓のメーカーが激しくしのぎを削っており、会場でも両国の“対決”に注目が集まった。
韓国のサムスン電子とLG電子。会場の真ん中に広々としたブースを構え、会場のどの場所からも目に入る特大の看板を掲げた。米国では、ソニーとともに“勝ち組”といわれ、市場をリードするサムスン電子は、強みの薄型テレビ中心の出展構成。同社最大の102型プラズマテレビを目玉に日本勢を圧倒する物量で存在感をみせた。
これに対し、日本勢のシャープは世界最大の108型液晶テレビを会場のメーン通路に展示。足を止めて見る人々が通路をふさいで終日通行に支障をきたすほどの注目度。薄型テレビで勝ち組のソニーは、次世代テレビの「有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)」を出品。来場者から画質の鮮明さに驚嘆の声が上がるなど、技術力を誇示していた。
(ビジネスアイ)