
vol.289
パソコンの座をおびやかす 電話もできる「iPod」が登場
米アップル・コンピュータは9日、同社のヒット商品である携帯音楽プレーヤー「iPod」と携帯電話を融合させた「iPhone」を発表した。単なる高機能携帯電話にとどまらず、パソコンが主役の座を譲った後の次世代情報社会における情報端末の姿を示すものとして注目が集まる。米国では6月に発売され、欧州、アジアでも順次発売の予定だ。
近い将来に実現が予想されるユビキタス社会において携帯電話が情報機器の中心的な地位を占めるのではないかという予測は多い。マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長は以前、「アイポッドの成功は一時的なもので、いずれすべて携帯電話に取って代わられる」と指摘した。
ジョブズCEOはこの日、「アップル・コンピュータ」の社名を「アップル」と変更すると発表。社名から「コンピュータ」が削除されたことも脱パソコンの流れを加速させそうだ。