
vol.289
安倍首相が欧州・アジアを歴訪
安倍晋三首相は9日午後、欧州4カ国やフィリピンなどを歴訪するため、政府専用機で羽田空港を出発した。安倍首相は出発に先立ち「訪問を通じて、主張する外交を本格的に展開する。(首相として)日本をどのように引っ張っていくのかを説明し、(同時に)積極的に世界に貢献する意思を示したい」と記者団に語った。
今回、英国、ドイツ、ベルギー、フランス、フィリピンを訪問。
安倍首相は9日(日本時間10日未明)、欧州歴訪の最初の訪問国である英国でブレア首相と会談し、その後の記者会見で国連改革や北朝鮮問題で連携していくことで一致したことを明らかにした。
安倍首相は、日本の主張する外交についての考え方をブレア首相に伝え、全面的に賛同を得たとした。また、日本の国連安保理常任理事国入りへの支持に謝意を示した。今後は、「英国と連携をよくとりながら、安保理改革に取り組んでいきたい」との考えを述べた。
北朝鮮問題に関しては「北朝鮮に核廃棄させるために、かけるべき圧力をかけていく」とし、国際社会が努力していくことで合意したという。また、拉致問題でも解決に向け、積極的に国際社会に働きかけるとの日本の立場に対し、ブレア首相から「強い支持があった」と語った。
10日午前(日本時間同日午後)には、ロンドンから政府専用機でベルリンのテーゲル空港へ。昼過ぎから首相府でドイツのメルケル首相と会談し、対中武器禁輸解除が東アジアに与える影響への懸念を表明、明確に反対を伝えた。メルケル首相も日本の立場に理解を示し、ドイツとして禁輸政策は継続していく考えを示した。