
vol.289
最年長左腕・工藤が横浜に移籍
巨人の工藤公康投手がフリーエージェントFA選手の人的補償として、横浜へ移籍することが決まり、9日に両球団から発表された。球界最年長となる43歳の左腕は新天地で26年目のシーズンを迎える。
巨人は今オフ、横浜からFA宣言した門倉健投手を獲得。横浜側には巨人がプロテクトした28人を除く選手の中から、人的補償を指名する権利があった。横浜の佐々木邦昭球団社長は会見の中で「チームにとって無形の財産になる」と説明。門倉の移籍で手薄になった先発投手候補として期待を寄せた。
工藤は現在、米アリゾナ州で自主トレ中で、1月中旬に帰国予定。工藤に電話で移籍を伝えた巨人の清武英利球団代表によると、「今後も現役を続けていきたい」と話していたという。清武代表は「このような投手を移籍させることは、苦渋の選択としか言いようがない」と苦悩の表情をみせたものの、28人のプロテクトから漏れている以上、巨人が工藤の放出を「やむなし」と考えていたとみられても仕方ない。再建を目指す巨人は、思わぬ“読み違い”で桑田、仁志に続き優勝を知る大ベテランを手放す事態になってしまった。