

vol.289
秋山vs桜庭はノーコンテスト、秋山は失格に
昨年大みそか「K-1 PREMIUM2006 Dynamite!!」のメーンで行われた秋山成勲vs桜庭和志の一戦がノーコンテストと裁定された。
11日、大会を主催するFEGが会見を行い、秋山がHERO'Sルールに定められている「ワセリン、滑り止め等の利用の禁止」の規定に違反していたことを発表。試合をノーコンテストとし、秋山に失格およびファイトマネー全没収という処分を下した。この一戦は秋山がTKO勝ちを収めたものの、桜庭が「秋山の体が滑る」と試合中から抗議しており、書面でも桜庭サイドから正式な抗議と再検討の要請がなされていた。
秋山は試合前に市販のスキンクリームを塗布。本人はワセリンやタイオイルの類ではないため、ルール違反ではないと認識していた。しかしルール上では、選手の身体にいかなるものも塗布することは認められておらず、今回の措置となった。
秋山の行為が悪質な故意か過失かという議論もなされたが、本人への事情聴取や試合前、試合後の映像チェックの結果、過失と認定。スポンサーロゴの消失したグローブで試合をしたという問題については、バックステージの映像をチェックした結果、試合前のウォーミングアップによってロゴがはがれたことが確認され、不正なグローブを使用した事実はなかった。
会見に出席した秋山は「悪意はありませんでしたが、認識のなさがこのような問題を引き起こしてしまい反省しています。今は桜庭選手の目を見て謝罪がしたい気持ちです。またファンの皆さんに応援してもらえるよう、ケガを治して精進していきたい」と神妙な面持ちで謝罪した。
FEGの谷川貞治イベントプロデューサーは、「悪意があって反則を犯していれば、タイトルはく奪や永久追放も考えていた。過去の映像も確認し、徹底的に調べました」とコメント。会見前日には桜庭に今回の裁定を伝えたが、「勝ち負けよりも、リングに立つ時は正々堂々とやりたいだけ。どんな処分でも納得はしていない」と話したという。