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1月30日、パレスチナ自治政府のザハル外相(中央)はファタハとハマスが停戦合意したことを明らかに(2007年 ロイター/Suhaib Salem)
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vol.292
ハマスとファタハが停戦
パレスチナ自治区ガザ地区で戦闘状態にあったアッバス自治政府議長の支持母体ファタハと、自治政府内閣を率いるイスラム原理主義組織ハマスは1月30日午前3時(日本時間同10時)から停戦に入った。
ハニヤ首相とアッバス議長の側近が29日夜、合意したもので、停戦を発表したザハル外相は「すべての武装集団を撤退させ、あらゆる緊張状態を終結させる」としたうえで、挙国一致内閣の発足に向けた協議再開を急ぐことでも双方が合意したことを明らかにした。ガザ地区では30日朝から武装勢力が街頭から姿を消し、停戦は順守されている。
サウジアラビアのアブドラ国王が28日、同国のイスラム教聖地メッカでファタハ、ハマス双方に和解協議を行うよう呼びかけるなど、穏健アラブ諸国は事態が本格的な「内戦」に発展することに懸念を強めており、エジプトが仲介に入っていた。
一方、イスラエル軍は30日未明、エジプト国境沿いにあるガザ地区ラファハを空爆した。29日にイスラエル南部エイラートで起きた自爆テロへの報復で、自爆犯はガザ地区からラファハの秘密トンネルを使ってエジプトに出た後、イスラエルに侵入したとみられている。トンネルは密輸などのためにパレスチナ人が掘ったもので、多数あるとされている。イスラエル軍は、トンネル破壊のための空爆だったと発表した。