
vol.292
セリーナ、全豪オープンで復活V
07年シーズン最初のグランドスラム大会で、女子にパワーテニス旋風を巻き起こした元女王が豪快に復活を遂げた。
27日に行われた全豪オープン女子シングルス決勝は、ノーシードで出場したセリーナ・ウィリアムズと第1シードのマリア・シャラポワが対戦。試合はケガによる長期離脱から復帰したばかりのウィリアムズがシャラポワをパワーで圧倒し、6−1、6―2で完全勝利。2年ぶり3度目の全豪オープン優勝を果たした。
シャラポワをねじ伏せた所要時間、わずかに63分。時速200キロに迫るサーブを叩き込むと、シャラポワのサービスゲームでは強打のリターンを連発。第1ゲームから歓喜の瞬間まで、セリーナのペースが揺らぐことはなかった。
世界ランキング81位から、再び頂点へ。今回の勝利でランキングも14位にジャンプアップした。「私はテニスをするために生まれてきた」。自信も取り戻した25歳が、昨年のヒンギスに負けない“ビッグ・カムバック”へ向けて動き出した。
男子はフェデラーが連覇
28日の男子シングルス決勝は、ロジャー・フェデラーがフェルナンド・ゴンザレスを7−6、6−4、6−4のストレートで下し、大会2連覇を達成した。世界ランキング1位のフェデラーは、これでグランドスラム大会10度目、全豪は3度目の優勝となった。
「今回の勝利はかなり衝動的だった。1セットも落とさなかったし、最も支配的になれた勝利だったと思う」。“史上最強”との呼び声高い王者にとっても、07年シーズンの幕開けは格別のものだった。
これ以上ない勝利に、早くも「年間グランドスラム達成」の声は高まる。「これらの試合で勝つには、そのコートを専門とするプレーヤーでなければならない。(グランドスラム大会全制覇は)非常に難しい」としながらも、「全仏で勝てば別の境地に行けるかもしれない」とフェデラー。
次の全仏では強敵ナダルがライバルとなるが、この難所をクリアすれば偉業達成は大きく近づいてくる。