

vol.296
ブロンドウィッグとフィッシュネットで全国ツアー!?
山本耕史 「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
新生ヘドウィグ・山本耕史の勢いがとまらない。現在大ヒット中のTBSドラマ『華麗なる一族』でも万俵家の二男・銀平を好演している山本が主演する舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』では、金髪のカツラにド派手なメイクで数奇な運命をたどるロックシンガーを見事に演じきっている。
2004年に三上博史主演で日本版の舞台が初めて公演された「ヘドウィグ」。線の細い三上とは対照的に男性的な体付きの山本だが、それゆえにセクシュアリティの葛藤はより鮮明に表現され、パワフルで切ない新生ヘドウィグの誕生を存分に見せつけている。山本自身がロックシンガーとして作曲や演奏活動などのキャリアを積んできたことも、山本のヘドウィグに輝きを与えている要因のひとつだろう。共演する夫役の中村中の歌声も素晴らしく、ふたりの情熱的なデュオは必見だ。
新宿FACEで行われた東京公演は大盛況で、チケットはすべてソールドアウト。現在は仙台、大阪、名古屋、福岡と主要都市をまわる全国ツアーを敢行中だ。また、ツアーファイナルともなる東京追加公演が決定。東京厚生年金会館大ホールで4月7日と8日の2日間行われる。追加公演のチケットはただいま発売中。「僕にとってヘドウィグはチャレンジだ」と語った山本耕史の新境地を目撃する最後のチャンスだ。
■セレブも虜にした「ヘドウィグ」
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、ブロードウェイで監督・脚本家としても活躍する俳優ジョン・キャメロン・ミッチェルと、作詞・作曲を手がけるスティーヴン・トラスクとのコラボレーションにより生まれた。セレブリティーやニューヨーカーたちの熱い支持を得てオフ・ブロードウェイ発の傑作ロック・ミュージカルに。2001年、ジョン・キャメロン・ミッチェル自身が、主演・監督・脚本を手がけて映画化され、一大ブームを巻き起こした。