
vol.296
『バベル』菊地凛子健闘&無冠の巨匠7度目の正直!
世界中の映画人、映画ファンにとって最大の祭典・アカデミー賞の授賞式が25日(日本時間26日)に開催された。
なんといっても菊地凛子が助演女優賞にノミネートされており日本での盛り上がりも例年以上。シックなシャネルの黒いロングドレスでレッドカーペットに登場した菊地の姿は他のハリウッド女優に負けない注目を集めた。期待が高まる中、プレゼンターのジョージ・クルーニーが読み上げた名前は「ジェニファー・ハドソン」! ゴールデングローブ賞に続き菊地や他のベテラン女優たちから賞を勝ち取ったハドソンは「受賞するなんて思わなかった!」と大感激。そんなハドソンに菊地も笑顔で拍手を送った。
一方、『ドリームガールズ』でハドソンとともにノミネートされていたエディ・マーフィは惜しくも『リトル・ミス・サンシャイン』の老優アラン・アーキンに賞を譲った。アーキンは38年ぶりのノミネートでの受賞だった。
主演女優賞は『クイーン』でエリザベス女王を演じたイギリス人女優ヘレン・ミレンが受賞した。ミレンは「50年以上に渡って威厳と髪型を保ってきた彼女の勇気を称えたい」と女王にも感謝のコメント。主演男優賞には『ラストキング・オブ・スコットランド』でアミン大統領を熱演したフォレスト・ウィテカーが輝いた。
注目の監督賞で、プレゼンターとして登場したのはフランシス・F・コッポラ、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグという巨匠監督たちだった。そして彼らが叫んだ名前は…「マーティン・スコセッシ!」。スコセッシは感極まった様子で「サンキュー!」を連呼した。スコセッシといえばアカデミー賞における無冠の巨匠として名高い1人。香港映画をリメイクした『ディパーテッド』は7度目のノミネート作品だった。「もう一度確認して」とジョークを言いながらも歓喜に浸るスコセッシを、無冠の人気俳優ディカプリオが目を潤ませながら見守っていた。さらに『ディパーテッド』は多くの下馬評を裏切って作品賞にも輝き、スコセッシもさらなる喜びの表情を見せた。
サプライズあり感動ありのアカデミー授賞式が終わり、アメリカ賞レースもこれでひと段落。今年はジョディ・フォスターやグウィネス・パルトロウ、トム・クルーズら、プレゼンターの顔ぶれが超豪華だったのも印象的だった。来年もさらに豪華な俳優たちの競演に期待したい。