
vol.296
日の丸飛行隊が歓喜の銅メダル
25日、札幌・大倉山ジャンプ競技場でノルディック世界選手権・ジャンプ団体が行われ、日本は905.9点で銅メダルを獲得した。日本は03年大会の銀以来のメダル獲得。トリノ五輪覇者のオーストリアが1000.2点で圧勝した。
葛西に伊東が抱きつき、岡部、栃本が駆け寄った。五輪と並ぶ世界の大舞台でのメダル獲得に、日本ジャンプ陣の喜びが爆発した。「涙がこぼれそうになった」。葛西の目が潤む。「最高の気分。グレートよりさらに上」。ユリアンテイラ・ヘッドコーチは声を弾ませた。
団体の目標は「入賞」。オーストリア、ノルウェー、フィンランドの世界3強に食い込むのは不可能との判断だったが、選手たちには意地があった。
いまだ「完全復活」とはいえない状況ではあるものの、長い低迷からの脱するきっかけさえなかったのが、これまでの日本。“日の丸飛行隊”の復活に向け、わずかな光が差し込んだ。