
vol.305
ブレア英首相が今週進退発表
ブレア英首相が2日、首相就任10年を迎えた。先駆けて1日に行われたテレビインタビューで、労働党が政権を握ってから10周年を迎え、「来週、私の立場をはっきりさせる」と述べた。そして「そのとき、何かしら明確なことを表明する」とした上で、後任としてみられているブラウン財務相について「偉大な首相になるだろう」と語った。
ブレア首相は昨年9月に1年以内に辞任することを明らかにしていた。
世論調査を手がける調査会社、ユーガブ(YouGov)の創始者、ピーター・ケルナー氏は、ブレア首相が「来週に声明を発表することは公然の秘密になった」とした上で、「首相の側近は、党のためにブラウン財務相を担ぎ上げなければならないことを容認した。ゲームの時間は終了した」と語った。
ブレア首相が辞任を発表した後、7週間にわたる労働党の次期党首選出が始まる。次期党首は総選挙を経ることなく2010年半ばまで首相の座に就くことになる。
ブレア首相は1997年5月1日の総選挙で党首として労働党を勝利に導き、2日に首相に就任。2001年の総選挙にも圧勝して政権2期目に入り高い支持率を維持したが、03年3月のイラク戦争参戦以降は厳しい政権運営を強いられた。05年の総選挙はイラク戦争への批判で大幅に議席を減らしながらも勝利し党史上初めて3期連続で政権を担当。第二次世界大戦後の英政界では保守党政権のサッチャー元首相(約11年半)に次ぐ長期政権となった。