
vol.306
トヨタ売上高過去最高更新の24兆円
トヨタ自動車は9日、平成19年3月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比13.8%増の23兆9480億円、営業利益は同19.2%増の2兆2386億円、純利益は同20%増の1兆6440億円となり、いずれも過去最高を更新した。諸経費の増加などで3597億円の営業減益要因となったが、為替が円安で推移したことで2900億円、営業面での努力で3300億円、原価改善で1000億円、それぞれ営業利益を押し上げ、最高益を更新した。
世界販売台数は同6.9%増の852万4000台だった。このうち国内は同3.8%減の227万3000台と振るわなかったが、北米市場では、「ヤリス」(日本名ヴィッツ)や「カムリ」などの小型車が好調だったことから、販売台数が15.1%増加の294万2000台。欧州でも販売台数が19.6%増の122万4000台と好調だった。自動車を除く国内市場でトヨタ単独のシェアは「45.8%と過去最高を更新した」(鈴木専務)。また高級車ブランド・レクサスの最上位モデル「LS460」の投入により「モデルミックスは改善したが、販売台数減少による影響まではカバーできず、国内販売事業でみると300億円の営業減益になった」(同氏)という。
20年3月期の見通しでは、売上高は今年同月比4.4%増の25兆円を予測。営業利益も同0.5%増の2兆2500億円を見込んでいる。設備投資は前期の1兆4826億円に対し1兆5000億円、研究開発費は前期の8907億円に対し9400億円をそれぞれ計画。同日会見したトヨタの渡辺捷昭社長は「設備投資や研究開発投資は、将来の果実を生み出すもととなるだけに、今後も強めていく」と述べ、今後も高水準の投資が続くとの見通しを示した。
今期の世界販売計画は前期比4.3%増の889万台で、このうち国内が同2.1%増の232万台、北米が同1.6%増の299万台、欧州は同3.8%増の127万台、アジアが同13%増の89万台などとなっている。