
vol.306
参院選控え小沢氏党首討論参戦へ
参院選の公示(7月5日予定、投開票は同月22日予定)まで2カ月を切り、通常国会の会期(6月23日まで)も迫り、与野党の攻防が大詰めを迎えているなか、民主党の小沢一郎代表は7日、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長と会談し、安倍晋三首相との党首討論に応じる方針を確認した。今国会で党首討論は、小沢氏が夏の参院選に向けた地方行脚を優先してきたこともあって一度も開かれていない。このため、与党側が小沢氏を「国会軽視だ」(坂本剛二自民党国対筆頭副委員長)と批判、民主党内からも「出たがらないのは困ったものだ」(渡部恒三最高顧問)との不満が出ていた。今回の党首討論受け入れの背景には、平成11年に導入された党首討論の提唱者でもある小沢氏が討論を避けていると批判され続けることは参院選対策上も得策でないという小沢氏自身の判断があったとみられる。民主党は16日に党首討論に応じる方針だが、首相が本会議や委員会で答弁した週は党首討論を開かないという原則があり、16日に開催されるかどうかは未定。
また民主党は9日には、小沢一郎代表を本部長とする参院選対策本部を設置した。初会合の冒頭、小沢代表は「7月22日といわれる参院選投開票日まで2カ月半を切った。公示になったとの認識で、全力で取り組んでいかなければならない」と述べ、団結し選挙戦を展開するよう指示した。選対本部事務総長の鳩山由紀夫幹事長も「改選議席を伸ばすだけでは勝ったことにならない。自公両党を過半数割れに追い込むことこそが勝利だ」と強調した。